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「*x*」という指定の仕方は cmd.exe 固有だったと思う。意味は、「ファイル
名の【どっかに】x を含むこと」だと思う。
伝統的な command.com だと、「x*」なら「x」が生きるけど、「*x」では、
「*」によって「x」が殺されてしまい意味がなくなる、だったと思う。
以下、例によってXP環境。
C:\XYZ>command.com /cdir *x*
ABC 0 08-10-18 16:31 #(1)「x」は死んでる
ABC TXT 0 08-10-18 16:31 #(2)よってここで「x」がは
#生きてるように見えるかも
#しれないがそうではない
#だろう。
C:\XYZ>command.com /cdir *x*.*
ABC 0 08-10-18 16:31 #(3)間違いなく「x」は死ん
ABC TXT 0 08-10-18 16:31 #でる。(4)もっと間違いなく
#「x」は死んでる
C:\XYZ>dir *x* #cmd.exe
2008 10 18 16:31 0 ABC.TXT #(5)「x」が生きている
#ABCの方が出てこないから。
C:\XYZ>Wild -D "sed \"n\"" *x*
DEBUG MODE:sed "n" C:\XYZ\ABC #えーと、これは読めません。
#いえ、読めました。
#「*.*」と「*」の意味が違い、「.」が区切りとして機能する
#場合、「*x*」は「*」の意味になり、「拡張子なしファイル」
#=ベースファイルネームは何でもよい、となるのですね。
#もちろん、「x」は死んでいる。
結論:「*x*」で、cmd.exe と command.com と wild は【とても】違う。そも
そもそんな指定を許しているのは cmd だけで、それ以外は「.」の解釈が絡み、
錯綜する。ふつう使わないほうが混乱が少ないと思う。
論理的読解で、辻褄を合わせるために「ずる」と抜け落ちがあるな、と実は思
っていますが、実用レベルではこんなところでどうでしょう? >誰か。
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